不自然な印象にならないため!
「切る」フェイスリフトについて医師が解説

POINT

  • どんな自分になりたいか、目的をしっかり追求することが大切
  • たるみを予防するという観点でフェイスリフトの適齢期を考える
  • 無理に引っ張るのではなく、きれいな輪郭を作ることが大切

01.「切る」フェイスリフトの施術方法

編集部 貴院ではフェイスリフトにおいて多くの実績を残されており、看板とも言える施術の一つです。多くの患者様がフェイスリフトを希望されて来院されるということですが、フェイスリフトとはそもそもどのような施術なのでしょうか。
鈴木 基本的には顔の目立たない箇所を切開し、そこからたるんだ組織を引き上げ、さらに肌全体を引き締めることで若い頃のような状態へ戻すことを目指す施術です。フェイスリフト手術は、昔は顔のしわ取り手術と考えられていました。しかし現在はしわを取るだけでなく、若い頃の様なきれいな輪郭を取り戻す工夫もなされるようになり、形態の美しさが重視される傾向にあります。当院のフェイスリフトは頬・輪郭の引き上がり作用をもたらすと同時に、形態の美しさを取り戻すことにもポイントを置いております。施術の方法も様々なので、患者様それぞれにしっかりとカウンセリングを行い、各人にあった施術方法をオーダーメイドで考えて提案していきます。

02.一般的に言われている「切る」フェイスリフトのメリットデメリット

― メリット ―

鈴木 メリットは、何より肌の引き上げにおいて糸やレーザー治療に比べると格段に作用が大きいという点です。美容整形の技術は日々発展し、今日では肌の引き上げができる様々な方法・メニューが確立されていますが、それでもフェイスリフトは当院において第一次選択としての地位を失っていません。持続期間も他の施術に比べると長いと言えるでしょう。

― デメリット ―

鈴木 デメリットは、切開を伴う施術となるため相応のダウンタイムを必要とします。施術の種類や患者様ごとに差はありますが、大体において一週間は腫れやむくみが生じますので、そのあいだ会社を休まれたり人前に出られなかったりと日常生活に戻るのにどうしても時間を要します。メスを用いること自体に不安や恐怖心を覚える方もいらっしゃるでしょう。担当する医師としっかり話し合ったうえで決断する事をおすすめします。

03.「切るって事はやっぱり目立つ…?」気になる傷跡について

編集部 フェイスリフトとなると肌の切開を伴うため、傷跡が残ってしまうのではないかという点がどうしても不安になってしまいます。傷跡ついてはいかがでしょうか。
鈴木 確かに切る箇所や執刀する医師の技術によっては傷跡が残ってしまう可能性があるのがフェイスリフトです。ただ当院では傷跡を残さないことに細心の注意を払っています。傷跡を残さないポイントとしては、医師の技術が高いことは前提条件として、メスを入れる箇所が大切です。引き上げたい部位に対して、適切な箇所を切れば傷跡が目立つことはありません。例えば頬やあごのリフトアップなら、切る箇所は耳の前から耳の裏つまり耳の付け根部分です。首のリフトアップならうなじ、 額のリフトアップなら最も目立たない髪の毛の中を選びます。術後三ヶ月ほどでほとんど目立たなくなるでしょう。しかしもちろん患者様ごとに顔の形や肌の状態は異なりますので、これはこうだと決めつけずにカウンセリングの際にどこを切るのが一番ふさわしいかを患者様ときちんと話し合って決定していきます。

04.フェイスリフトの適齢期について

編集部 肌を引き上げることで若く見られるフェイスリフトですが、施術を受ける適齢期はいつでしょうか。
鈴木 同じような質問を患者様からよくいただきます。わたしが得意とするフェイスリフトを受ける方の中には50歳代後半から60歳代になって手術に踏みきるという方がいます。そういう方は40歳代からレーザー治療や高周波などのリフトアップケアをされていたけれど、その治療法にある程度の限界を感じ始めたからフェイスリフトを検討する……という方が多いです。ところがわたしのフェイスリフト手術を受けた方が口を揃えたようにおっしゃることは、「こんなに楽にきれいに肌の引き上げを望めるのならもっと早くに受けておけば良かった」という言葉です。

わたしの持論ですが、個人個人のたるみ具合にもよるものの、フェイスリフト手術を受ける時期は40歳代あるいは30歳代でも早過ぎることはないと思っています。仰向けに寝た状態で鏡を持って顔を見たときにだいぶ変化があり、若返った感じがしたならそれはフェイスリフトを受けて良かったと思える頃でしょう。フェイスリフト手術を受けると仰向けに寝たときの状態が、体を起こしたときにも維持されるようになります。美容整形の本場アメリカではあまりたるみが目立たないうちに手術を行い、そのあとの老化を予防していこうという考えから「メンテナンスフェイスリフト」が行われるようになってきています。

わたしが若いうちからのフェイスリフトを薦める理由もそこにあります。60歳になりたるみが強くなってから手術を受けるよりも、たるみ始めたばかりの頃(一般的に40歳前後)に引き上げる方が組織に弾力性が残っていて作用が長続きしますし、それに加えて30、40歳代であれば手術による変化がそれほど大きくないため他人に気づかれません。

40歳代以降に加齢に対しての対策を何もしなければ、それからの10年間で外見年齢も確実に10歳分歳を取ってしまいます。当たり前のことと言えば当たり前のことです。ところがその時期に手術をした人は、手術後のスキンケアの方法にもよりますが、10年経っても外見年齢が3~5年分しか歳を取っていないように見えます。そうすることによって50歳代になっても40歳前後いわゆるアラフォーの外見年齢でいられるわけです。60歳の還暦を迎える頃には同窓会に行ったら周りより10歳以上は若く見られてご友人を驚かせるかもしれません。現代は人生80年と言われています。その中で一度か二度くらい自分をメンテナンスしてはいかがでしょうか。

05.「なんかきれいになった?」若く見られることを追求した「切る」フェイスリフトのポイント

編集部 ドクタースパ・クリニックではどのようなところをポイントとしてフェイスリフトの施術を行っているのでしょうか。
鈴木 フェイスリフトはわたしが最も得意とする手術法です。一般的にフェイスリストにはいくつかのデメリットがあると言われています。皮膚を引っ張るためにいかにも手術をしましたという顔つきになってしまうことやっ作用があまり長続きしない場合があることなどです。当院ではそういったデメリットを克服するとともにさらなる改良を目指し、3つのポイントにこだわりました。

ポイント1 「どんな自分になりたい?」目的の追求

鈴木 1つ目のポイントは目的の追求です。フェイスリフト手術を受けるのですから、たるんだ組織が十分に引き上げられるのは当然です。やはり何のために美容整形を受けるかというときれいになりたい、若く見られたいという目的があるからです。ただ形だけ皮膚を引っ張るだけでそれが実現されないなら治療をする意味がないとわたしは考えます。

ポイント2 不自然な印象を与えないために、無理に引っ張らない自然な仕上がりを

鈴木 2つ目のポイントは仕上がりです。いくら引き上がりが良くても、ひきつれて不自然な印象になったら失敗だと思います。そのため引き上げること以上に顔表面の不正な凹凸をなるべくなくし、きれいな輪郭を作ることを最大の目的としています。皮膚の下にある組織を上手に引き上げるだけできれいな輪郭を取り戻すことができる場合もあります。ですが、当院ではたるみで膨らんで余っている組織を減量し、反対にへこんで溝状になっている部分に組織を増量デザインしていきます。手術を行う際は常に、若くて美しい人の顔を彫刻で作るような気持ちで施術に臨んでいます。そのためどこから見ても不正な凹凸のない輪郭になり、結果的にはきれいな若々しい顔が出来上がるのです。
鈴木 たまに芸能人の方などで「この人、美容整形(フェイスリフト)したな」と想像できる方がいます。わたしはこういったことはしわを完全に取り除くことを重視し過ぎた結果ではないかと考えていますが、きれいな形を作り出すことにもう少し重点を置くようにすれば、結果的に自然な感じに仕上がりやすくなります。たとえ少しのしわが残ったとしても、誰が見てもきれいな輪郭で、たるみ感が取れていればとても自然で若々しい感じが得られると思います。だからといって引き上げの力を弱めるべきだというわけではありません。皮下の筋膜や脂肪など、いわゆる皮下の引っ張るべき組織は目いっぱい引っ張り、さらにその上の調整すべき皮膚を引っ張る際には少し加減するべきだというのがわたしの考えです。皮下の組織を目いっぱい引っ張りながらも、土台の形をきれいな輪郭に持っていくことが、自然な仕上がりにするために大切なポイントなのです。このようなことを念頭に置いて手術をしています。

ポイント3 作用の継続期間について

鈴木 3つ目のポイントは術後の持続力です。「切る」フェイスリフトの場合、手術直後の結果も大事ですが、その作用が短期間しか続かないのではほとんど意味がありません。ほんの少しの作用であれば機械や注射などの比較的侵襲の少ない方法でも実現可能で、それをやり続けていればそれなりに持続させることができます。けれど「切る」フェイスリフトの手術を受ける方は機械や注射などによる引き上げではあまり満足しません。少なくとも10年ぐらいは作用を感じていたいし周囲からも若々しく見られていたいと思っている方がほとんどです。そういった方が満足感を持つには「なんちゃってフェイスリフト」では期待を超える事はできないかもしれません。

一例として耳の周囲の皮膚を少しだけ剥離して皮膚だけを引っ張り、手術直後はそれなりに引き上がっていますが、1年もするとほとんど手術前の状態となんら変わらなくなってしまうような手術もあります。手術後数ヶ月は術後の痛みもなくそれなりに引き上がって満足されていますが、1年くらいして作用がなくなってしまったと気づかれる方も多いのではないでしょうか? わたしはそれでは手術を受ける意味がないと考えています。当院では長時間(10年以上)の持続を目指していますが、永久に続くものではないので10年経ったらまた来院していただき、その都度カウンセリングをして必要な治療を提案します。

06.「自然な仕上がり」とは

編集部 3つのポイントのお話の中で自然な仕上がり、という言葉を何度か口にされていますがどういったこだわりをお持ちなのでしょうか。
鈴木 わたしが志しているのはその患者様が本来持ち合わせているものを引き出すことです。過度に美しさを足すのではなくて若々しさを取り戻してもらい、治療前よりも自信を持って、楽しい日々を送っていただきたいと思っています。これはフェイスリフトに限った話ではなく、当院では全ての治療において自然な仕上がりになるように心がけています。特に日本においては未だ美容整形に対する偏見のようなものがあるので、明らかに美容整形をしたとわかるのではなく、「何か変わったね、最近何だかきれいになったね」そんな風に周りから言ってもらえるような形を目指しています。

07.カウンセリングから手術までの流れ

編集部 カウンセリングから施術までの実際の流れを教えていただけますか。
鈴木 来院いただいた患者様とはまずカウンセリングを行います。何度か申し上げていることですが、その場においてはじっくりと話をすることでニーズを明確化します。そのあと手術に移るわけですが、局所麻酔で行える手術でしたら当日にそのまま施術することも可能です。全身麻酔の手術ですと術前検査が必要となりますので基本的には数日後になります。スケジュール的にどうしても当日に行わなければならない方であれば、こちらで指定する検査項目を事前に行っていただき、それをメールかFaxで送っていただければ当日手術可能な場合もあります。
編集部 手術後はどうでしょうか。
鈴木 抜糸は早くて5日後になります。そのあいだアルコールは控えたほうがいいでしょう(目安は1週間。そのあとも1ヶ月は抑えたほうがいい)。アフターフォローにおいても執刀したわたしが担当しますのでご安心ください。

― 最後に ―

鈴木 当院ドクタースパ・クリニックはフェイスリフトにおいてい多くの経験を積んでいます。しっかりとした肌の引き締め作用を望んでいる方、長期間にわたって持続させたい方は是非一度お越しください。カウンセリングをじっくりと行い、患者様おひとりおひとりのニーズを明確にしてからご希望に沿った施術を提案いたします。

まとめ

  • 患者様おひとりおひとりの目的を追求し、各人にあった施術方法をオーダーメイドで考えご提案
  • 確かな引き上げ、不自然な印象を与えない、長い持続期間を追求
  • 日々を楽しく送っていただけるような「自然さ」を目指している