どんな人におすすめ? 脂肪吸引のメリット・デメリット

01.脂肪吸引とは

編集部 脂肪吸引とはどういった施術なのでしょうか。
杉野 「太って脂肪がついた」と言われることがありますが、実は脂肪細胞自体の数は思春期以降変わりません。消費カロリーを摂取カロリーが上回ると、一つひとつの脂肪細胞が大きくなり、脂肪全体の容量が増えている状態になります。

ダイエットは脂肪細胞の容量を減らすものなのに対して、脂肪細胞の数を吸引によって減らすのが脂肪吸引です。人間の脂肪層は血管や神経がある皮下脂肪と血管や神経がない深層脂肪の2層があります。

深層脂肪は飢餓状態に備えて蓄えられている脂肪で、血管や神経は少ないです。脂肪吸引は、皮下脂肪と深層脂肪のそれぞれの一部をとります。

脂肪吸引の施術は、カニューレと呼ばれる管を体にあけた小さな穴から挿入し、吸引する方法で行われます。

02.脂肪吸引のメリット・デメリット

編集部 脂肪吸引はどういった痩身作用が得られるのでしょうか。
杉野 脂肪吸引の施術後1週間ほどは腫れがひかないため、一旦、施術前よりも太く見えることが多いです。痩身作用を実感し始められるのは1カ月後で、3~6カ月で徐々に引き締まっていきます。
脂肪吸引によって脂肪は減りますが、脂肪は軽いため体重はさほど落ちません。ただし、体脂肪率は減らすことができますし、サイズダウンすることができます。脂肪吸引は大量の脂肪を一度で取り除くことはリスクを伴いますので、多くの脂肪をなくしたいときには、複数回の施術を行うケースもあります。
編集部 痩身にはさまざまな方法がありますが、脂肪吸引のメリットはどういった点でしょうか?
杉野 ダイエットには食事制限や運動がつきものですので、辛さからなかなか長続きしない方もみられますが、脂肪吸引は食事制限や運動が不要なことがメリットです。

また、ダイエットの場合は一度痩せることができても、運動が続かなかったり、ストレスで過度に飲食をしたりしてしまうと、脂肪細胞は再び大きくなってしまい、リバウンドと言われる状態になります。一方、脂肪吸引は脂肪細胞の数自体を減らしているため、リバウンドしにくいのです。

痩せ方の観点からみると、脂肪吸引は部分痩せができることもメリットにあげられます。痩せたい部位があっても、ダイエットでは体全体の脂肪が燃焼されて脂肪細胞が小さくなっていくため、部分痩せをすることは難しいです。脂肪吸引の場合は、痩せたい部位の脂肪細胞の数を減らすことができます。たとえば、二の腕など痩せにくい部位をピンポイントで細くすることも可能です。
編集部 では、反対に脂肪吸引にデメリットはあるのでしょうか。
西岡 脂肪吸引は痛みを伴い、ダウンタイムが必要なことです。施術の際には麻酔を使用し、施術後も痛み止めを処方しますが、しばらくは痛みを我慢することが必要です。脂肪吸引のダウンタイムは、吸引した脂肪の量や出血量が多い場合には長引いてしまいます。脂肪吸引はリバウンドが起こりにくい痩身法ですが、暴飲暴食を続けていると、脂肪吸引を行った部位以外の脂肪細胞が大きくなり、太る可能性があります。

また、皮膚が凸凹してしまうケースがありますが、吸引する脂肪の量や吸引を行う箇所を考慮していれば起こりにくいため、脂肪吸引は施術を担当する医師の技量による部分が大きいです。美しい仕上りの理想のボディラインを手に入れるには、美容外科選びが重要です。

最後に、脂肪吸引は健康保険が使えませんので自由診療となり、高額な費用が必要なこともデメリットといえるでしょう。
編集部 では、脂肪吸引はどんな方に向いていますか。
西岡 脂肪吸引は短期間で確実に痩せたい方に向いた痩身方法です。術後1週間が経過するまでは腫れで元の体よりも太って見えますが、その後は確実に引き締まっていきます。ダイエットに何度チャレンジしても痩せられない方、リバウンドしてしまう方にも向いています。

また、脂肪溶解注射など他の施術による痩身では作用が得られなかった人にもおすすめです。

部位では二の腕や下半身の痩身を希望される方が、脂肪吸引の施術を受けられることが多いです。

03.脂肪吸引が可能な部位

編集部 脂肪吸引によって、実際にどのように体型を変化させることができるのか気になります。恵比寿ウエストヒルズクリニックで脂肪吸引の施術を受けられた方のお話をお聞かせください。
西岡 はい。まず、二の腕の脂肪吸引をされた患者様ですが、2カ月後には術後の腫れが落ち着いて、華奢な二の腕になってきました。ダイエットではなかなか痩せにくい二の腕が、この後もっと引き締まっていきます。
編集部 二の腕は加齢とともに太りやすい部位ですが、部分痩せしにくいので、悩んでいる方は多そうです。足の場合はどうでしょうか。
西岡 大腿全周と臀部、膝の脂肪吸引を受けられた患者さんのケースをお話しします。 患者様は短期間で確実に痩身作用を出せる方法として、脂肪吸引を希望されました。術後しばらくは圧迫固定が必要ですが、仕事には支障をきたさなかったようです。 術後3カ月後くらいまで引き締まっていきます。
編集部 お腹まわりの肉が気になっている方は多いかと思うのですが、ウエストの脂肪吸引はどうでしょうか。
西岡 腹とウエスト、腰に加えて、大腿内側の施術を受けられた患者様の場合です。

患者様は今までさまざまなダイエットを試みたものの、結果が伴わなかったとのことで、脂肪吸引の施術を受けられました。施術後3カ月後は、お腹のおへそのあたりが凹んで、ウエストのくびれがきれいに出ています。

04.脂肪吸引の流れ

編集部 脂肪吸引は、どういった治療の流れで行われているのでしょうか。
西岡 まずは医師とカウンセリングを行い、細かな要望をお聞きしたうえで、脂肪吸引によって実現する体のデザインを決めていきます。

施術は徹底した管理のもと、体に小さな穴をあけて、カニューレという管を挿入し、脂肪を吸いだしていきます。施術中は麻酔を使用していますので、痛みを緩和することが可能です。

施術後はしばらくの間、圧迫固定が必要になります。最初の方でも申し上げたように、1週間ほどは腫れのため、元の状態より太く見えますが、1カ月ほどで痩身作用が実感できるでしょう。3~6カ月経過すると、施術した部位が引き締まった状態になります。
西岡 少し話がそれますが、脂肪吸引でとった脂肪を使って豊胸することもできるんです。バストへの脂肪注入ですね。

05.最後に

編集部 脂肪吸引の施術を受けるか迷っている方に向けて、メッセージをお願いします。
西岡 当院では脂肪吸引の多くの症例ケース、経験に基づいた施術体制をとっています。「脂肪吸引をやってみようかな」と一歩踏み出すお気持ちになりましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。