「二重整形の失敗で悩んでいる人必見」
修正手術を中心に行う医師が解説

01.修正手術について

編集部 美容医療には様々な部位における様々な治療があり、クリニックごと、医師ごとに得意としているものは異なります。その中で石原総院長は他院で治療の結果に満足されなかった方の修正手術を得意とされていると伺いました。なぜ修正手術を中心に扱おうと思われたのでしょうか。
石原 美容外科は怪我や病気を治す他の医療の分野と違い、その方のコンプレックスや悩みを解決するためのものです。しかし不幸にもその治療に対して満足のいく結果が得られなかったり自身の描いていたイメージと差があったりして、かえって悩みを深くされてしまう方々がいます。そういった方々の中には気分が塞ぎこむことになったり、外に出かけることもできずに家の中に閉じこもったりしてしまう人までいるのです。満足のいく結果を得られなかった理由は様々かもしれませんが、わたしはそういう方々にとっての救いとなれればと思っています。修正手術を受けることでまた明るい日々を取り戻してもらえれば、その一助になれればという考えからこの分野を極めることに決めました。

02.二重整形の失敗例とその原因

石原 ここでは二重手術後の代表的なトラブル例とその原因を紹介させていただきます。当院ではどの症状でも修正の手術を行うことが可能です。

― 二重まぶた(埋没法、切開法)の手術後のライン消失 ―

石原 埋没法は本来まぶたが厚く、重たい人には不向きな方法です。幅の広い二重にした場合もラインが消失することがあります。この場合には埋没法による手術を再度行いますが、状態によって切開法への切り替えもあり得ます。

切開法はほとんどラインが消失しない手術です。それなのに消失してしまったのなら適切な手術が行われなかった可能性もあります。

― 二重まぶた(埋没法、切開法)、上まぶた手術後のラインの不整や不自然さ ―

石原 埋没法でつくったラインが年月の経過に伴って消失し、不整になることがあります。これは埋没法の限界でもあり、致し方ない部分もあります。

ただし、切開法でつくったラインに不自然さがある場合は執刀した医師の技術が充分でなかったことが考えられます。

― 二重まぶた(埋没法、切開法)、上まぶた手術後の幅が狭すぎる、広すぎる ―

石原 二重にしたまぶたの幅が狭すぎる、広すぎるという症状は医師の技術が未熟な場合に起こりえることですが、手術前のカウンセリングで医師と患者との話し合いとシミュレーションによる合意と納得が充分でなかったということも考えられます。

― 二重まぶた(切開法)、上まぶた手術の傷が目立つ ―

石原 目の周りは本来傷が治りやすい部位であり、切開を伴う手術でも傷はほとんど目立ちません。それでも傷が目立つ原因は医師の技術が充分でなかった可能性があります。

― 二重まぶた(切開法)、上まぶた手術後の機能障害 ―

石原 切開を伴う手術で上まぶたが閉じない、閉じにくいという時は、皮膚の取り過ぎがその主たる原因だと考えられます。取り過ぎた皮膚はもう戻すことができないので、絶対に引き起こしてはならない合併症です。

まぶたが開きにくいのなら眼瞼下垂(※1)の手術で作用が充分ではないこと、それ以外の切開法で起こったのなら、想定外の癒着が起こり、医原性(医療行為が新たな疾患を引き起こすこと)の眼瞼下垂が起こっていることが考えられます。

※1 眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、まぶたを開く筋肉が、うまく機能しないために、目がしっかり開かない・物が見えにくい症状の事を言います。

― 二重まぶた(埋没法、切開法)の手術を受けたが元に戻したい ―

石原 埋没法でつくられた二重は早い時期であれば元に戻せますが、術後数ヶ月が経過してしまうと埋没糸を見つけることが難しくなります。また糸を取り出せたとしても皮下との癒着が起きていればラインが消えないことがあります。

切開を伴う手術でつくった二重のラインを元に戻すのは通常ならば不可能です。ですが高度な修正技術があればほぼ元に戻せる場合があります。当院でもその修正は行っていますので是非ご相談ください。

― 眼瞼下垂の手術を受けたが改善されない、もしくは再発した ―

石原 眼瞼下垂の手術を受けたものの改善がほとんど見られなかったのなら医師の技術が充分でなかった可能性が考えられます。再発も含めて、修正手術を受ければ状態が改善するかを専門医に相談することをお勧めします。

03.満足のいかない結果や失敗例が増える理由とは

編集部 美容外科で満足がいかない結果や失敗例ですが、数としては全体的に増えているのでしょうか。
石原 増えているように感じます。もちろん美容外科がより身近なものになったことで手術、治療の絶対数が増えたという背景もあるのでしょうが、それを加味した上でも増えているのではないでしょうか。
編集部 その原因は何だと思われますか。
石原 まず医師の単純な技術不足が考えられます。経験と知識をしっかりと積む前に執刀してしまっている、もしくは自らのクリニックを開いている医師が増えているのではないでしょうか。

しかし何よりの原因として考えられるのは医師と患者とのコミュニケーション不足です。満足のいく結果を得られなかった原因として二つの状況が考えられます。一つは単純な手術手技上のミス。やり過ぎであったり、やり足りない部分があったり、外観上、誰が見ても不自然さがあったりします。もうひとつは、医師と患者とのあいだでの完成イメージの乖離(ずれ)です。医師としては技術的にも要望的にも充分な治療をしたと認識している、周囲の人間もそう思える出来栄えである、けれど患者本人は自分の描いていたイメージとの差を感じてしまっている……という状況です。これは美容医療全体における課題とも言えるかもしれませんが、怪我や病気を治す治療と違って美容医療はゴールの位置にそれぞれの主観がかかわってくるのでどうしても曖昧になってしまいます。そのため技術的には充分な美容外科治療を行っても、実際に受けた患者は満足しないという結果になることがあります。

だからこそ医師と患者とのコミュニケーションが不可欠なのです。

04.医師とのコミュニケーションを大事に

石原 その患者が何を求めているのか、患者にとって本当に必要なものは何なのか、お互いに先入観と固定観念を持たずにとことん話をして完成イメージを共有しなければなりません。また患者もカウンセリングの中でわからないことや疑問に思ったことはきちんと解消してから手術へと進まなければなりません。実際、わたしが修正手術をする患者様の多くが修正すべき部分をわたしが指摘すると「実は変だと思っていた……」ということを口にされます。トラブルが起こってしまう下地はあったわけです。

― 最後に ―

石原 美容外科で満足のいかない結果になることは本人にとって非常に苦痛な経験だと思います。コンプレックスを克服しようとした結果さらにそのコンプレックスが大きくなってしまう……そのため自分自身により自信を失ってしまう方がほとんどです。それでも修正手術を受けることで改善させることができます。当院では患者様ひとりひとりと真摯に向き合い、現在の状態そしてお気持ちをしっかりと受け止めたうえで治療をいたします。他院での手術後で悩まれている方、まずはご相談ください。

まとめ

  • 満足のいく結果を得られなかった方が修正手術を受けることで明るい日々を取り戻してもらえたらという考えで修正の分野を極めてきた
  • 数ある二重手術の満足のいかない結果や失敗例もほぼ元に戻せる場合がある
  • 満足いかない結果の背景にあるのは医師と患者とのコミュニケーション不足が原因