医学の可能性を信じている荒尾直樹医師
全ては患者様に適切な治療を提供するために

目指すのは地域に根差した美容医療

編集部 美容整形というと例えば六本木や銀座のようないわゆる都心の一等地に多く立ち並んでいるイメージがありますが、東急田園都市線『青葉台』を選ばれたのはどうしてですか?
荒尾 ここ青葉台はわたしが昭和大学藤が丘病院に研修医として働いていた頃から暮らしてきた街です。佐賀大学の形成外科に一年間派遣されたこともありましたが、それを除けばこのエリアにずっと住み続けていました。わたしを医師として育ててくれた街にやはり医師として恩返しをしたいという想いから開業するならこの地しかないと思ったんです。今年(2017年)の1月で開院五年目を迎えました。これも地域の方々に迎え入れられた結果なのかなと大変嬉しく感じています。

患者様の不安を取り除くために『自然体のカウンセリング』を

編集部 来院された患者様と初めて顔を合わせる機会となるカウンセリングを荒尾クリニックではどのように行っていますか
荒尾 自然体を心がけるようにしています。初めて美容整形を訪れる患者様は少なからず緊張や不安を抱えていますから、まずはリラックスして話をしていただけるようにと思っています。すでに当院を訪れたことがある患者様に対してももちろんその態度を変えることはありません。 そしてリラックスしていただいたあとに患者様のニーズを明らかにしていきます。すでに当院に何度も通われていたり、ご自身の要望が明確な方なら例えば「瞼のこの部分をこういう風にしたい……」というように具体的に仰ってくれますが、中には漠然と「目の周りをなおしたい」とか、もしくはもっと漠然とした「きれいになりたい」ということを告げる人がいます。つまり自分自身どのようにしたいのか、美容整形に何を求めているのかを明確に把握できていないのです。もちろん初めてで美容整形に慣れているという方はいないので無理もありません。そういった方とはとくにじっくりと話し合い、どのような施術をするのがベストなのかをお互いに見つけていくようにしています。

新しいものを積極的に取り入れていく『先進性』

編集部 ホームページの中に目指すべきクリニックの在り方としていくつか言葉を挙げられていましたが、その中で『先進性』というものが一番先に記載されていました。これはどのようなものでしょうか。
荒尾 次々に新しい技術が出てきますので、それらを積極的に学んでいく、採用していくという姿勢を心がけているんです。もちろんむやみやたらと取り入れるわけではなく学会や勉強会においてその理論や仕組みをきちんと理解したり、自ら試してみたりしたうえで必要なものを選択しています。当院が多くのヒアルロン酸や治療用の機械を備えているのもそのためで、数ある選択肢の中から最適なものを患者様に提供したいと考えています。
編集部 他の医師の中には新しい技術に消極的な方もいますが、荒尾院長は積極的に採用していきたいという考えなんですね。
荒尾 はい。わたしは医学は進歩を止めるわけがないと思っています。医学は人のためにあるものですから日々進歩していくんです。患者様にとって有益なものがあればそれを採用し、提供していくべきです。

美容整形とは患者様本来の美しさを引き出すこと

編集部 最先端の技術を用いて数多くの患者様に美しさを提供されている荒尾院長ですが、端的に言って院長にとって美容整形とはどういうものでしょうか?
荒尾 今テレビ番組では“美魔女”と呼ばれるようなある意味で過度な美しさが取り上げられています。もちろんニーズは人それぞれなのでわたしはそれを否定はしません。しかし当院を訪れる方にわたしたちが提供したいのは『別人になりたい』という要望を叶えることではなく、『本来持っているものを引き出すこと』です。新しく何かを加えるというよりは、例えば肌を少し持ち上げることで昔のような美しさを取り戻してもらいたい、かつてのように若々しくなることで毎日に活き活きと過ごしていただきたい、そういうことを志しています。

良いお医者さんの選び方とは

編集部 今では美容整形を受けることに対するハードルがだいぶ下がり、多くの人が気軽にクリニックを訪れるようになっています。それに伴ってクリニック自体も増えているわけですが、荒尾先生が考えるクリニック選びのポイントやクリニックの現状について聞かせてください。
荒尾 たしかに美容整形を受けるハードルは昔に比べてかなり下がっていますし、それに応えるようにクリニックの数自体も増えています。そんな状況の中でどのようなクリニックがあるかはレストランに例えるとわかりやすいのかなとわたしは思っています。 三種類のレストランに例えるとまず高級店があります。立地も、東京で言えば銀座や青山のような一等地にあり、内装や設備自体も高級感に溢れています。お客さんの数も多くは取らずに、一人一人にかける時間を多くしてその代わり料金もそれ相応のもの。 二つ目は高級店とは違いますが、その街の中で一番おいしいと評判のお店。ちょっと特別なことがあったときに家族と一緒に出かけるような看板店。高級店ほど立地や設備などにコストはかけていないけれど、その地域の皆様から愛されていて信頼も寄せられているようなお店。 最後はチェーン展開のお店です。そこでは画一化されたサービスが比較的廉価で提供されています。ですがそのクオリティは必ずしも高いとは言えないかもしれません。
編集部 そういう風に何かに例えてもらえると美容整形に詳しくない人でもわかりやすいですね。ではレストランだとしたらあらおクリニックはどちらを目指しているのでしょうか?
荒尾 わたしが目指しているのは二つ目、街の中で一番おいしいと評判のお店です。今現在も地域に根ざした丁寧な医療を志していますし、平成26年7月からわたしの母校でもある昭和大学藤が丘病院の地域連携協力医療機関となったので地域コミュニティのためにできることはより充実したと思います。ただ街一番のレストランですが、銀座や青山にある高級店にも負けないクオリティを提供していると自負しています。実際に都心からもわたしの技術を信頼して多くの患者様が来院してくれているんです。

医師としての喜び

編集部 医師になられてからおよそ十五年、数多くあると思いますが、患者様と接していて嬉しかったことで何か印象的に残っていることはありますか?
荒尾 一人一人の患者様が思い出深いので一つに絞ることはできませんが、敢えて挙げさせていただくなら今も当院に通ってくださる美術系の大家の方がいらっしゃいます。他院での治療の効果について納得ができなかったという経緯で当院に来られたのですが、わたしの治療・施術には大変満足していただけています。テレビ番組や講演にもよく出られている方ですが「若々しくなったことで明るくなれる」とか「人前に出るのに自信がつく」という感想をよく聞かせていただくので、そういう言葉は本当に励みになります。 またこの地域にお住いの70代後半の女性の方は美容医療というものを受けるのは当院がほとんど初めてだったのですが、美しくなること、若々しくなることで毎日を明るく過ごせるとやはり大変満足していただいています。生きる喜びというと大げさかもしれませんが、患者様の生活に彩りを与えられているなら医師としてこれに勝る喜びはありません。

座右の銘 『鬼手仏心』

荒尾 外科医は手術のとき、残酷なほど大胆にメスを入れるが、それは何としても患者を救いたいという純粋で温かな心から来るものである、という仏教に由来する四文字熟語です。