鼻の整形(形成術)の種類と施術方法について

01.顔の印象を決める鼻

編集部 銀座みゆき通り美容外科の鼻の形成術についてお聞かせください。
岩井 人間の顔の中心にあり、しかも非常に立体的な形をしているのが鼻です。高さや鼻筋、幅など様々な要素のバランスが少し変わるだけで印象は大きく変わります。 当院は鼻の形成術でも多くの症例があり、隆鼻術・隆鼻プロテーゼについて学会での講演や医学専門書での執筆も行っています。鼻の形成術はどんな施術があるのか、紹介させていただきます。どれも仕上がりを自然にするためには高い技術を要するものです。

画像引用元:http://www.biyou-clinic.jp/
(銀座みゆき通り美容外科 公式サイト)

02.鼻を高くしたい!隆鼻術(りゅうびじゅつ)

岩井 隆鼻術は鼻筋部分をメインに、高さを出す治療です。一般に鼻の高さと言うと鼻先が注目されますが、バランスが良い美しい鼻は鼻筋からある程度の高さがあります。鼻筋が低いと鼻筋と目頭のあいだの彫りが浅くなるため平たい顔という印象を周囲に与えがちです。また目と目が離れたアンバランスな顔立ちと見られることもあります。 鼻筋のラインが通ると目も大きく強調されて顔全体が整った印象になります。 鼻を高くしてきれいな鼻筋にするために、施術としてはプロテーゼと呼ばれる人間の軟骨に近い医療用シリコン素材を挿入します。 ここで用いるプロテーゼはひとりひとりのご希望の高さに合わせ、オーダーメイドで制作されたものです。洋服にも既製品とオーダーメイドがあるように、隆鼻術で用いられるプロテーゼにも既製品とオーダーメイドがあるのです。 年に何度も買い替える洋服や靴であればサイズぴったりでなくとも手軽な既製品を買う人は多いでしょうが、一生で数少ない回数の美容整形で使用する、それも自分の体内に入れる隆鼻術プロテーゼはオーダーメイドであるべきだと当院では考えています。

しかし多くの美容外科では簡便さから既製のプロテーゼが使用されています。実際にはいくつかパターンのある既製品の中から患者様のニーズに沿ったものを選んでそのまま、もしくは多少修正して挿入するのが一般的です。この方法で問題なく仕上がるケースもあります。ただ既製品のアレンジですから、100パーセント満足のいく仕上がりになるとは限りません。プロテーゼがフィットしきらずにぐらついたり、いかにも整形をしたという不自然な仕上がりになってしまったりする場合があります。 当院では全ての患者様のプロテーゼを完全に手作りしています。既製品を使っている医院と比べると診察やレントゲン撮影などをするので完成までに時間を要します。しかしそれは患者様に満足していただくために必要な時間だと思っています。

03.少しだけ高さが欲しい
 ヒアルロン酸注入による隆鼻術

岩井 あと少しだけ鼻が高かったら、という思いを持たれている人は少なくないでしょう。そういった方の希望を実現するのが鼻筋へのヒアルロン酸注入です。手術ほどの大きな変化はありませんが印象がごく自然に立体的なものに変わります。これには注入治療専用に開発されたヒアルロン酸を用います。ヒアルロン酸の分子同士の結合を強くする技術によって架橋剤(※1)などの化学物質の添加を最小限に抑え、高濃度と高密度を実現させたものです。従来のものに比べて重量あたりのヒアルロン酸含有量が2倍になっています。また、鼻筋に注入することで、鼻を高く整え、顔全体をすっきりとシャープに見せる効果があります。顔の印象に立体感を出し、目を大きく見せ、小顔効果もあります。

※1:化学反応における架橋剤とは、主に高分子高分子化学においてポリマー同士を連結し、物理的科学的性質を変化させる化学物質のことである。 

※施術説明画像

04.鼻を小さくしたい 
鼻翼縮小(びよくしゅくしょう)

岩井 小鼻が上や横に大きく広がっていて鼻が大きく見えてしまう、 鼻の穴が大きく強調されている印象を与えてしまう、そういう場合には小鼻を縮小する鼻翼縮小術で改善できます。手術は鼻の穴の内側からアプローチし、小鼻の溝にかけて傷が目立たないように小さく切除します。横に広がった小鼻を鼻全体とのバランスを調整しながら縫い縮めます。 鼻の穴が目立たなくなり、小鼻もすっきりとします。鼻筋を整える隆鼻術、鼻先の形を整える鼻尖形成など他の治療と組み合わせることで鼻全体をさらに美しく整えることも可能です。

05.ブタ鼻を治したい 
鼻中隔延長術(びちゅうかくえんちょう)

岩井 鼻中隔とは鼻の穴を左右に分ける、壁の役割をしている軟骨で、鼻中隔軟骨と言われています。この鼻中隔軟骨が小さいと鼻先が短くなってしまい鼻の穴が上向きもしくは正面から見えるいわゆるブタ鼻になってしまいます。この鼻中隔軟骨を伸ばすことで鼻先の形を整えるのが鼻中隔延長術という施術です。鼻中隔を伸ばすためこの鼻中隔軟骨に他の軟骨を継ぎ足します。鼻中隔軟骨は土台としてしっかりした部分なのでそこに軟骨移植を行うことにより、支えが不安定な鼻先や鼻柱であっても充分に高さを出したり、伸ばしたりすることが可能となります。 軟骨移植と言っても鼻先と鼻中隔軟骨のあいだには距離があるので、鼻先に軟骨を移植する場合とは異なり、大きめの軟骨を鼻中隔軟骨に継ぎ足して鼻柱方向や鼻尖方向へと伸ばし、そこに鼻翼軟骨を縫い付けて固定することになります。移植する軟骨は耳介軟骨、鼻中隔軟骨、肋軟骨のいずれかを使用します。

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(銀座みゆき通り美容外科 公式サイト)

06.ワシ鼻修正術

岩井 鼻筋の中ほど部分が突出し、弓なりに下に曲がって見える鼻をワシ鼻と呼びます。頭蓋骨と一体化している硬い鼻骨に柔らかい鼻軟骨はつながっているのですが、この繋がっている部分が隆起することがワシ鼻の原因となります。隆起している部分をハンプと呼びますが、このハンプを削り落とし、ラインを真っ直ぐに整えるのがワシ鼻修正術となります。ワシ鼻の患者様は鼻の高さが目立ってしまっている場合も多く、ハンプを削ることで鼻筋の高さもバランスの良いものにすることもできます。 ハンプは硬い骨と柔らかい軟骨からできています。硬い骨ならヤスリを用いてある程度は削ることができますが、ゴムのような組織である軟骨は同じように削ることができません。ワシ鼻修正術のアプローチは通常なら鼻の穴の入り口付近を切開しますが、そこからヤスリを入れても軟骨に当たってしまい、作用はほとんど望めません。そこで当院ではメスで適量だけカットし、そのあとに専用のノミで硬い鼻骨を削り取るという手順を行います。患者様によってはハンプを削ることで鼻筋が平板なものに見えしまうことがあるので、そういう場合には鼻筋をシャープに整える施術を併せて行います。

07.顔に立体感を出したい
 鼻柱・鼻翼基部形成(プロテーゼ挿入)

岩井 左右の鼻の穴のあいだの部分を鼻柱、左右の小鼻のことを鼻翼と呼びます。その中で唇に近い方つまり付け根のあたりのことをそれぞれ鼻柱基部、鼻翼基部と呼びますが、どちらもその位置が低いと顔に立体感が出ず、平板な顔立ちという印象になってしまいます。鼻翼基部、小鼻の付け根はほうれい線の始まりとなる場所でもあるので、それが低いとたるみがなくてもほうれい線が目立って見えてしまいます。
また鼻唇角もしくは鼻柱口唇角とは鼻柱の付け根と口元のラインの角度のことですが、鼻柱基部・鼻翼基部が低いと上唇が突き出したように見えてしまいがちです。このような状態をプロテーゼ挿入により皮膚を切ることなく改善することができます。 鼻柱基部へのプロテーゼ挿入により沈んだ鼻柱基部を持ち上げ、引き締まった印象の口元に改善することもできます。
アプローチは口内からですが、施術のあとは鼻下をテープで2~3日のあいだ固定する必要があります。隆鼻術やあご先を出す施術との組み合わせにより、さらなる口元の引き締まりが期待できますし、ガミースマイル(笑顔で歯茎が露出する状態)が改善されることもあります。

08.銀座みゆき通り美容外科の志

岩井 当院では患者様に真に寄り添った美容医療を志していますが、それは施術を通じて様々な場面で実感していただけるものと思っております。まず来院された患者様はカウンセリングから実際の手術、さらに術後のアフターフォローに至るまで担当医師が一貫して対応します。そのため密にコミュニケーションを取ることができ、「こんなはずではなかった」という思いをさせないように心がけています。 また治療内容においてもその姿勢は変わりません。鼻の形成術を例に取れば、患者様の大切な体内に入れるプロテーゼに既製品を使うことはありません。もちろん既製品の全てが悪いわけではありませんが、鼻の形は人それぞれ異なります。やはり患者様ひとりひとりに合った完全オーダーメイドのものを用いることで、その方の思い描いていた形により近づけることができるとわたしたちは考えます。鼻は複雑な構造をしているため高いレベルで仕上げるためにはそれに応じて医師も技術レベルが求められます。わたしも含めて当院の医師はそれを提供できるよう日々、勉強を続けています。鼻に限らず身体の形や見た目などでお悩みの方は、ご相談にお越しください。

まとめ

  • 鼻の形成術は技術を要する施術だからこそ医師選びは慎重に
  • 銀座みゆき通り美容外科で用いるプロテーゼは全てがオーダーメイド
  • カウンセリングからアフターフォローまで一人の医師が担当し、コミュニケーションを密にとることを心がけている