切開を必要としない埋没法

01.埋没法とは

編集部 まず、この方法のポイントをお願いします。
酒井 埋没法とは、切開をせずに糸を皮膚に埋没させて二重を作る方法ですが、ポイントは切開法同様に医師側に関わるお話になります。まず埋没法は使用する糸が少ないと取れやすくなってしまいます。しかし多すぎても腫れが長期間続いてしまうので、6本程度にするのがが良いと考えます。 糸の結びも重要なポイントで、強すぎると腫れが取れないし弱すぎると二重の線がはっきりしない。ですので、結びの強さは仕上がりの良さに大きく関わってきます。 それとまぶたの裏側の糸をかける位置は瞼板を上端とします。これが真ん中になってしまうと角膜炎を招いてしまいますし、上すぎてしまうと眼瞼下垂の原因になってしまうんです。 切開が必要ないとは言え、埋没法はこのように繊細な技術が必要になる治療ですから、切開法同様に頼りがい頼りがいのある医師に治療を受けるようにしましょう。

02.手術の流れ、アフターフォローについて

編集部 埋没法の手術の流れはどのようになるのでしょうか。
酒井 最初に行うのはデザインです。患者様の希望する二重を、アイプチを使って再現します。良い点が見つかったらそこに印をつけ、患者様に仰向けに寝ていただいてから丁寧に二重となる線をデザイン。それと同時に糸を通す点をプロットしていきます。

この後施術に入りますが、切開はしませんがまぶたの表面にわずかな麻酔を注射します。注射といっても極細の注射針を使用するので痛みはほとんどありません。 麻酔を行った後、まずは埋没の糸を通します。これは眼瞼結膜側から針を刺入し、眼瞼表面に針を貫通させます。 最後に、糸を結びます。糸同士を強く結びますが、あまり強すぎると腫れが取れず、弱すぎると二重の線がはっきりしないので繊細な技術を要します。糸の一端を引き込んで、目立たないよう結び目を皮下の奥へ送り込んで終了です

編集部 手術時間、術後を含めてアフターフォローについてお聞かせください。
酒井 埋没法の手術は切開が必要でない分、デザインを含めて30分ほどで終わります。抜糸なども一切必要なく、手術後1週間ほどで内出血の色なども落ち着いてきます。 この時点ではまだ腫れがありますが、それも3週間ほどで落ち着いてきます。ただし、完全に落ち着くとなると2ヶ月くらいはかかりますね。アフターフォローについてですが、手術後30分ほどでお帰りいただくことはできます。ただ目は腫れた状態になっていますから、対処として眼鏡やサングラスを持参してください。 洗顔や洗髪は手術翌日、お化粧は手術後4~5日目くらいから可能です。また、コンタクトレンズを使用している場合はまぶたの腫れが落ち着いた後、一度試しに装着して違和感がなければそのまま使用可能です。術後1週間は抗生剤点眼薬を使用していただき、術後1週間目に傷のチェック、術後2ヶ月目にデザインのチェックを行います。

03.埋没法のメリット・デメリットと費用について

編集部 では、埋没法におけるメリットとデメリットをお願いします。
酒井 利点は切開を必要としないことで、糸さえ切れば簡単に元に戻せる、デザインをし直せるなど、術後の自由度が高い点です。また、切開法に比べて腫れも早く引きますから、日常生活に早く復帰できます。言わば手軽さが埋没法の利点なのですが、その手軽さが欠点にもなるんです。 糸をかけて二重にしているだけですから、糸の寿命が二重の消失を意味する。糸の寿命は2~3年ほどですから、少なくともずっと二重でいることはできません。それと複雑なデザインはできないので、患者さんの体質によっては綺麗な二重まぶたを再現しにくいのが欠点ですね。 切開法を比較すると、手軽で術後の自由度が高い反面、長く二重を維持できない、様々な二重を再現できないといった欠点があるんです。
編集部 再度埋没法のまとめとして手術の詳細、それと費用についてお聞かせください。
酒井 先ほどの切開法と同じ流れでお話しすると、手術時間はおよそ30分、術後の通院は傷のチェックを行う術後1週間目と術後2ヶ月目のデザインチェックの際です。 腫れについては術後3週間ほどで落ち着いてきますが、完全に落ち着くまでには2ヶ月くらいかかります。施術の前にカウンセリングを行いますが、埋没法の場合はカウンセリング当日の治療も可能ですし、入院も必要ありません。麻酔も局所麻酔だけで治療可能です。

04.患者様からのよくある質問

編集部 埋没法について、患者様が気になる部分を質問させてください。 まず、埋没法は1年くらいで二重が消えてしまうことはあるのでしょうか。また、手術後のまぶたの腫れはどれくらいで引くのでしょうか。
酒井 最初の質問からお答えすると、個人差があるのでハッキリとは断言できませんが、埋没法は長く持って2~3年とされています。元々埋没法の場合は切開が必要ない、やり直しがききやすい点が特徴ですから、その分持ちは悪いんです。ただ、それを考慮しても1年で消えるというのは早すぎる気がしますね。 次に腫れについてです。2週間ほどで落ち着きは見せてきますが、その時点では完全に引いたわけではありません。実際に2週間ほどでは二重幅がやや大きい感じがするでしょう。元々のデザインの位置に完全に落ち着くには、長くみて2ヶ月かかると思ってください。もちろん、持ちや腫れについて疑問や不安があった際にはいつでもご相談ください。

05.最後に

編集部 最後に、二重整形を受けようか迷っている人に向けて酒井院長からメッセージをお願いします。
酒井 理想的な二重まぶた手術には、医師の技術と感性が大変重要になってきます。 二重まぶた手術は奥が深く、当クリニックは、患者様が望む様々な二重の形に対応いたします。加齢に伴うまぶたの緩みやしわにも対応できます。私は二重整形をオーダーメイドの治療だと思っているんです。患者様ひとりひとりの個性や要望にお応えする以上、仕上がる二重には無限のパターンがありますからね。 患者様の望む二重を再現できたとしても傷跡を消して美しく表現できる医師は少ないのではないでしょうか。二重整形で迷う方は当クリニックにご来院ください。