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編集部 | 次に、埋没法について詳しくお伺いします。埋没法の特徴や手術方法、手術時間や注意点、費用をお伺いしたいのですが、よろしいでしょうか。 |
竹江 | 埋没法の特徴は切開が必要なく腫れが少ない上に、価格的にもお安くなっています。
手術では、二重にしたい位置に糸を使用して二重の仕組みを作ります。つまり、眼瞼挙筋の枝を糸によって作るというのが埋没法の手術方法です。お手軽というだけあって手術時間も短く、10分ほどで終わります。準備やデザイン、術後のケアを含めたトータルで見ても30分ほどで終わりますよ。 注意点としては時間経過とともに元に戻ってしまう可能性があること。糸を使って二重にしているわけですから、「糸の寿命=二重の寿命」ということになります。 中には費用を重ねた3点留めなどを強くすすめてくるクリニックもありますが、当院では2点留めで充分と考えており、それよりも取れてしまった時の保障を大切にしています。 |
編集部 | では、埋没法を行った場合の術後のアフターケアを含めた処置期間についてお願いします。 |
竹江 | はい、手術当日は糸で引っ張られるような違和感がありますが、これは数日で気にならなくなります。当日から入浴も可能ですが、目元を濡らさないようにする必要があるので注意してください。大きな腫れはなく泣いた時のような腫れですみますし、数日間アイスノンで15分ほど冷やすのを続けていただければそれも1週間ほどで落ち着いてきます。
完成までには2週間ほどかかりますが、その間は通院の必要はありません。 術後の翌日から洗顔も可能です。ただしアイメイクは術後の翌々日、コンタクトレンズの使用は術後5日目を目安に考えてください。 また、術後の痛みの有無についてご質問いただくことが多いですが、術後の痛みは触ると少しジンジンする程度ですし、その痛みも2~3日程度でほぼなくなります。 ちなみに痛みに関してのことで言えば手術の痛みも気になると思います。 しかし、局所麻酔を使用するので手術中の痛みはほぼないですし、局所麻酔の痛み自体も和らげたいのであれば吸入式の笑気麻酔を使用して注射の痛みも和らげることが可能です。 |
編集部 | 水の森美容外科では埋没法にナチュラル・ライン・クイック法(以下NLQ法)を採用していると聞きましたが、これはどういったものなのでしょうか。 |
竹江 | 当院ではこれまでの症例の経験から研究を重ね、麻酔やデザインの方法、縫合の仕方など細かい配慮を徹底した結果、従来の埋没法に比べて腫れを約半分に抑えるNLQ法を実現することができました。これは当院ならではの工夫と言い換えることもできます。
例えば専用器具を用いて糸の縛り方を適切な強さにする、これは縛り具合が強いと腫れが強く出てしま さらに麻酔の量の調節、これは麻酔の量が少なすぎても多すぎても腫れの原因になります。 このため麻酔を打つ量や位置を工夫して、必要最小限の少ない麻酔で痛みをブロックして、なおかつ腫れを最小限に抑えています。 |
編集部 | では二重の手術で実際に起こりうる失敗例と、竹江総院長が実践しているそのための回避の方法をお聞かせください。ちなみに失敗例として「整形顔になってしまった」というのを聞きますが、こちらについてはいかがでしょうか。 |
竹江 | 確かにこれはよくあるトラブル例の一つですね。二重の手術で難しいのは患者様に医療的な知識がないことで、「ただ幅を広くしたい」などといったイメージだけで二重手術を希望される場合が多いことです。
このため、医師が患者様の希望をそのまま鵜呑みにして手術を行ってしまうと、このようなトラブルが起こってしまいます。 と言っても患者様に医療的な知識がないのは当然ですから、この場合医師がしっかりと説明を行わなければなりません。 また、患者様もある程度の知識を持って手術を受けることがトラブルの回避に繋がります。これが切開法の場合は修正が困難ですが、埋没法の場合は修正可能ですので、もしこれと同様なお悩みを持っている方がいたら、まずは信頼できる医師に相談することです。 |
編集部 | 腫れぼったくなってしまうこともあるようですが、いかがでしょうか。 |
竹江 | 二重の手術を受ける際に重要なのは、「どの程度の幅で作成するのか」という点です。 ここで患者様に合わない幅で作成してしまうと、腫れぼったくなってしまう、もしくは眠たそうな目になってしまいます。 これは患者様に合った幅で作成すれば確実に回避できる問題ですので、そのためには医師が患者様によく説明して患者様に合った幅を提案しなければなりません。 また、カウンセリングの時点で患者様が二重になった状態を細かくシミュレーションするのも大切ですね。もっとも、それには高い技術が必要ですし、技術のある医師なら細かい提案もできます。そういった意味では、信頼できる医師に治療を受けるというのがひとつの回避方法になると思います。この場合も切開法の場合は修正が困難ですが、埋没法の場合は修正が可能です。 |
編集部 | 最後に、二重整形の治療を受けようか迷っている方に向けて、竹江総院長からメッセージをお願いします。 |
竹江 | 二重整形で満足していただくためには、まずは患者様が自分自身で知識を身につけ、本当に正しいクリニックと医師を選ぶことが大切です。
それぞれの治療方法の特徴やメリットだけでなくデメリットも知っていただき、知識を身につけてください。その上で実際にクリニックに話を聞きに行き、信頼できる医師を選んでほしいと思います。 |