医師の技術が重要 二重整形の失敗について

01.二重整形について

編集部 一般的に一重まぶたを二重まぶたにする二重整形には、どういった方法があるのでしょうか。
西岡 二重まぶたをつくる方法を大きく分けると、「埋没法」と「切開法」の2種類があります。「埋没法」は、まぶたと目を開けるときに動かす上眼瞼挙筋という筋肉、あるいはまぶたの裏の瞼板を糸で結ぶ方法です。

手術時間は15~20分程度で、切開しないため、腫れや内出血が軽く、回復が早いのがメリットです。ただし、糸が次第に緩んでしまうため、二重に見える状態を維持できるのは、一般的に3年~5年程度と言われております。

一方、「切開法」は二重まぶたをつくるラインに沿って、切開を行う方法です。3㎝程度切開する「全切開法」と、1~2cm程度切開する「部分切開法」があります。切開法は半永久的に二重が保てることがメリットですが、腫れや内出血が長引くため、全切開法の場合で回復までに1~2週間掛かります。

02.埋没法の失敗例

編集部 埋没法では、どういった失敗例があるのでしょうか。
西岡 一般的な症例でお答えすると、「埋没法」では、「患者さんの希望通りの二重の幅にならない」、「左右で二重の幅が違う」というケースがみられます。確かに、眉毛を持ちあげて目を開ける癖がある方や目のたるみがある方では起こりやすいです。

しかし、こうした失敗の多くは、手術前のシミュレーションが十分でなかったり、担当する医師の手術技術自体に問題があったりするケースがほとんどです。腫れが引きにくいケースもありますが、長引いても通常は数週間で落ち着きます。

1カ月程度様子をみても腫れが引かないときは腫れではなく、糸で結んだ影響で目が開きにくくなっている可能性がありますので、手術を受けたクリニックを受診しましょう。また、埋没法でつくった二重のラインは徐々に緩んできますが、1カ月で二重が元に戻ってしまうようなケースは、手術の技術的なミスの疑いが濃厚です

まぶたに糸の結び目が見える場合は、半年ほど経過すると改善するケースが多いですが、まぶたから糸が出てくる場合は抜糸が必要になります。

03.切開法の失敗例

編集部 では、「切開法」ではどういった失敗例がありますか?
西岡 「切開法」の手術の傷は、通常半年から1年で目立ちにくくなりますが、傷が目立っているのが改善しない患者さんもいらっしゃいます。これは、医師の技術の問題のケースもあるのですが、患者さんが傷を触り過ぎることが原因になることもあります。

それから、「切開法」は「埋没法」よりも左右差が出やすく、気になる場合は再手術が必要です。目がもともと開きにくい方に対して「切開法」で施術する場合は、目を開きやすくする眼瞼下垂の手術を同時に行うべきです。

しかし、そうした患者さんに対して、切開して二重をつくるだけの施術をすると、目が開きにくくなりやすいです。また、目が開きにくくなるのは、二重の幅を広くし過ぎたときに起こることもあります。

反対に、皮膚を切り過ぎた場合や、眼瞼下垂で目を開け過ぎたようなケースでは、目が閉じずに薄目を開いた状態になってしまいます。

06.機器を使った施術にも医師の経験や知識が必要

西岡 医師を探す際はキャリア(経歴)をチェックするようにしましょう。専門医と書いてあるから「良い先生」という訳ではないですが、ひとつの判断要素になると思います。その後は直接会って信用できる先生なのかというところを確認することが大切です。